野球部 [学校 青春]
実は高校1年生のとき、野球部のマネージャーをしていました。
甲子園出場の翌年でマネージャー希望者が多かったもので、
3年生引退するのを見届けてから、元々やりたかった美術のほうへ移りました。
短い期間でしたが、仲間と過ごした時間はとても楽しかったですよ。
そういえばこの春、第90回記念選抜高等学校野球大会に、
滋賀県からは彦根東、近江、膳所の3校が出場ですってね!
彦根東の監督もまた、中学の同級生です。
母校が甲子園出場のときに造られた雨天練習場。
今も昔のまま。
野球部のマネージャーさんたちとお話しました。
今も昔と同じ、箒で砂を掃除して、
麦茶の作り方も同じでした。
ちょっとうれしかったです。
同窓会では、野球部obに「なんでバスケやねん」と言われましたが^^;
決してあの日々を忘れたわけではなく
私にとって、とても大切な思い出です。
この建物もみんな無くなってしまうけれど、
しっかり目に焼き付けてきました。
さよなら、わたしの青春。
Song for the Close of School [学校 青春]
仰げば尊し
私たちの卒業式は、これが定番でした。
今はいろんな合唱曲が歌われることが多いようですね。
Song for the Close of School
仰げば尊しの原曲は、1871年にアメリカで出版された『The Song Echo』という曲集に収録されている『Song for the Close of School』という曲だそうです。
高校の校長先生が歌われた「ゴンドラの唄」が、今も印象に残っています。
いのち短し、恋せよ乙女。
若い時はすぐに過ぎ去ってしまう。
この素晴らしい青春を精一杯生きてください。
そんな感じのお話だった気がします。
まだインターネットもなかった頃、本屋で調べ、
黒澤明監督作品「生きる」という映画にたどり着きました。
今も思います。
私はこの世の中に、誰かの心に、生きた証を残せているでしょうか。
この教室で思い出すのは、体育祭のダンスの振り付け。
私のクラスは、フットルースでした。
日が暮れるまでみんなで練習したのは、楽しい思い出です。
文化祭には、先輩が歌う長渕剛の弾き語り、みんなで掛け声を合わせました。
〜機嫌直して(つよし!)来いよ 来いよ おいらのうちまで〜♪
卒業生のドラフト会議、誰かが速報を知らせてきたっけ。
同級生イケメンたちが同好会から始めたハンドボールは、
新しくいらした体育の先生のご指導もあり、あっという間に正式に部として認められ、
好成績を収めたんです。
その先生は、皆さんよくご存知の姉妹で活躍するモーグル選手のお父上。
私にはとても個性的な友達がいたのですが、
3年の時、彼女は理系のクラスで男子に囲まれて頑張っておりました。
その教室は別館だったので、休み時間に時々会いに行くのだけれど、
男子が8割ほどの教室は、威圧感があって近寄り難かったものです。
とても個性的な彼女は、私の結婚式披露宴の後、夫の友人からギターを拝借。
ちょっと弾いたその腕前で周囲を驚かせ、二次会はノリノリ。
突然仕事を辞め、アメリカへと旅立った彼女は、
やはり個性的な人生を歩み、
今は素敵なダーリンと娘さんと幸せに暮らしています。
この哀愁漂う背中。
彼とは確か、受験の時に隣の席同士だったような。
昔は距離を感じていましたが、年をとって話すようになって、
相変わらずマイペースだけど、なんかええやつやん、って感じます。
実は、この学校をめちゃくちゃ愛してる人のひとり。
いろいろ感謝と思い出が詰まっているそうですよ。
そんなに思い入れのない学校だったと思っていたのに、
後から後から、思い出が溢れてくるんですね。
先生方の顔も、あれあれ?こんなに憶えていたっけ。
そういえば、部活で一緒だった彼女たち、元気かな。
西京極の駅前で、すれ違った携帯電話中のビジネスマン。
二度見したのは、私だって君も気づいたからですね。
同級生って不思議ですね。
何十年も経ってても、同級生だってわかるんですから。
さようなら 学び舎 [学校 青春]
卒業式を終えたあとの週末、3月4日。
間も無く取り壊される母校を訪れました。
伊吹山の見える田舎町にある校舎。
幼い頃は、よくこの校舎に忍び込んで遊んだものです。
本当は、節目である今年、体育館で同窓会が計画されていたのですが、
こんなに早く取り壊されてしまうなんて。
教職員である同級生が掛け合ってくれて、今回のお別れ見学ツアーが実現しました。
急だったのですが、遠方から集まってくれました。
懐かしい自転車置き場、昔より広く感じたのですが、はじめはその理由に気づきませんでした。
なんと、プールがグランドに移動していました!(すごい技術!魔法か!)
理科の講義室。
実験室の方はあんまり綺麗じゃないんですよね。
この段々になった造りが好きでした。
この窓から向かいの校舎の教室が見えるんですが、
あの窓から先輩が手を振っていたのを思い出します。
図書室の本は、合併のために引っ越す校舎へ運ばれる準備で、箱詰めの最中でした。
一番奥の資料室は、私たちの頃には進路相談室でした。
昔のままのものもあれば、変わってしまったものも。
体育館は昔のままでした。
校舎がなくなってしまうのは寂しいですね。
そんなに高校に思い入れあったかな?
なんとなく記録しておきたくて参加しましたが、
いざ歩いてみると、意外にたくさんの思い出がよみがえってきました。
次回へ続きます。