坂の上の雲ミュージアム [愛媛]
プリウスでゆく夫婦のドライブ、松山。
坂の上の雲ミュージアムに行きました。
おっと、その前に、秋山兄弟の生誕の地を訪ねました。
年末休みで拝観はできませんでしたが。
秋山兄弟の像がありました。
この地で生まれ育ったのかと思うと感慨深いですね。
桜?
ミュージアムの窓から見た景色。
萬翠荘、近くで全体像を撮りたかったけれど、ど真ん中を改修工事中で残念。
奥にあり写ってませんが、漱石が親しんだ愛松亭という名の珈琲店がありました。
坂の上の雲ミュージアムの中。
米子の植田正治写真美術館のようにコンクリート打ちっ放しの近代的な建物。
展示物に時々小説の一節が出てくるのですが、
ドラマの場面を思い出して、ぐっと込み上げてくるものがありました。
もう一度一挙放送してほしいなぁ〜。
NHKさん、よろしくお願いします^^
以下、補足。
「まことに小さな国が開化期を迎えようとしている。」
という司馬遼太郎の小説の書き出しで始まるナレーションが印象的。
「この物語は、その小さな国がヨーロッパにおける
最も古い大国の一つロシアと対決し、
どのように振る舞ったかという物語である。
主人公は、あるいはこの時代の
小さな日本ということになるかもしれない。
ともかくも、我々は
3人の人物のあとを追わねばならない。
四国は伊予松山に、三人の男がいた。
この古い城下町に生まれた秋山真之は、
日露戦争が起こるにあたって
勝利は不可能に近いといわれた
バルチック艦隊を滅ぼすにいたる作戦を立て、
それを実施した。
その兄の秋山好古は、
日本の騎兵を育成し、
史上最強の騎兵といわれる
コサック師団を破るという奇蹟を遂げた。
もう一人は、俳句、短歌といった
日本の古い短詩型に
新風を入れてその中興の祖となった
俳人、正岡子規である。
彼らは明治という時代人の体質で、
前をのみ見つめながら歩く。
登って行く坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲が輝いているとすれば、
それのみを見つめて坂を登って行くであろう。」
この冒頭の後半だけで、鳥肌がたちます。
特に最後の三行。
またじっくり読んでみたい物語です。
2019-01-16 00:24
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コメント(8)
昔々、文庫本で読みました。
本棚に入っていると思って探しましたが見当たりません。
引っ越しのとき捨てたんでしょう。
by 斗夢 (2019-01-16 10:29)
桜のようですね。10月桜?
狂い咲きかな。。。
by ナビパ (2019-01-16 19:18)
美術館コンクリート打ちっぱなしでかっこいいとおもったら安藤忠雄でした。
美術館にググっと来たら瀬戸内しま旅へ^^
by けん (2019-01-16 22:32)
全話録画してありますヾ(^v^)k
by hrd (2019-01-17 07:34)
大変遅くなりましたが今年もよろしくお願いいたします。
坂の上の雲、我が家にも本があったはずなんですが
読んだ記憶がありません(^^;
by 美美 (2019-01-17 18:48)
ドラマは観ていました。
懐かしくなりますね。
by kuwachan (2019-01-17 21:28)
窓から見た風景がいいですね^^。
萬翠荘、立派だなぁ。 検索して、設計が日本人と知って、さらにびっくり。
by Inatimy (2019-01-19 00:44)
>斗夢さま、私は引っ越しを繰り返していたので、本は殆ど図書館で借りて、あまりもっていないんです。この本はじっくり読んでみたいです。
>ナビパさま、どちらでしょうね。大晦日とはいえ愛媛は暖かかったです。
>けんさま、安藤忠男!なるほど!瀬戸内の島々はいつか回ってみたいところ^^
>hrdさま、私も録画したのですが、どこかにディスクがあるか、友人にあげてしまったかのどちらかでしょう。探してみます^^
>美美さま、今年もよろしくお願いします^^
長編ですから、読むのはなかなか大変かもしれませんね。
>kuwachanさま、ドラマよかったですよね。正岡子規の場面が一番好き。
> Inatimyさま、立派でしょう!入ってみたい建物ですよね。外からしか見られなかったのですが。
by kyon (2019-01-20 17:40)